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ガングート(ロシア語:ガングート)は、ロシア帝国がバルト艦隊向けに建造した前弩級戦艦である。艦名は1714年のガングートの海戦の勝利を記念したもの。ロシア帝国海軍では当初は装甲艦()に分類され、1892年2月1日付けで艦隊装甲艦()に類別を変更された〔 〕。''ガングート)は、ロシア帝国がバルト艦隊向けに建造した前弩級戦艦である。艦名は1714年のガングートの海戦の勝利を記念したもの。ロシア帝国海軍では当初は装甲艦()に分類され、1892年2月1日付けで艦隊装甲艦()に類別を変更された〔 〕。 == 概要 == === 設計 === バルト艦隊向けの装甲艦の建造計画は、1885年に後進されるまで延期されていた。当時、中程度の排水量で、進路前方向への強力な火力を有する艦を保有すれば十分であると考えられていた。その回答として建造されたのが装甲艦インペラートル・アレクサンドル2世とインペラートル・ニコライ1世であったが、時の海軍大臣I・A・シェスタコーフ海軍中将は、両艦はバルト海での活動のためには大柄に過ぎると考えていた。 インペラートル・アレクサンドル2世級装甲艦の縮小型といえる新しい計画課題は、1887年11月17日に提示された。この課題では、新しい艦はドイツ帝国の保有する装甲艦より強力な武装を備え、喫水は6.7 mを超過せず、クロンシュタットからズンド海峡まで11-15 knの航行速度で往復する能力を持つこととされた。さらに、火急の場合には地中海や極東にも遠征できる能力が求められた。武装は229 mmカノン砲を主砲としたが、この砲が選ばれたのは、この砲が当時のドイツ装甲艦の装甲を打ち破れる能力を持つと考えられており、さらに複雑な水圧駆動装置を必要としないためであった中間砲としてはカネー式45口径152 mm砲が搭載され、後年ほかの口径の砲で補強されることが予定されていた。 1888年初頭、海軍技術委員会へ上級造船技官E・Ye・グリャーエフ、ペテルブルク港主任造船技師P・A・スボーチン、フランコ=ロシア工場代表P・K・ヂュビュイそれぞれによる計画書が届けられた。海軍技術委員会は、グリャーエフの計画がより好ましいものと評価した。その計画とは、艦は鋼鉄製の装甲を有し、当時としては長身砲となる35口径229 mm砲を装備するものであった。この主砲は、ドイツの装甲艦オルデンブルクの30口径240 mm砲やザクセンの22口径260 mm砲を凌駕するものと考えられた。主要装甲帯は艦全体の2/3を覆い、ザクセンの1/2を凌駕していた。自案の論拠として、グリャーエフはもし燃料増加を課題としなければ、彼の計画の優越性はより顕著なものとなると指摘した。矛盾に満ちた設計要求に対し、グリャーエフは動力機関とボイラー区画に十分な防御を施すことに成功した。それまでのバルト艦隊の装甲艦の有した装甲厚が356 mmであったのに対し、舷側砲座に406 mmの装甲帯を施した。新しい艦は大北方戦争でのロシア艦隊の勝利を記念した由緒ある艦名であるガングートの名を戴いた。 1888年7月6日、海軍技術委員会はガングートの船体についての仕様書を認可した。40の横断水密隔壁と第6、36、44、52、69肋材の強化で不沈性が確保された。通常の肋材の厚みが6.4 mmであったのに対し、強化肋材は9.5 mmであった。また、水密区画内および甲板のいろいろのシステムのための管やロッドを通すためのすべての隙間には栓を持ったフランジを設け、「完全なる水密性」を確保することになっていた。第20から69肋材のあいだは、二重底となっていた。機関やボイラー区画では、舷側に沿って石炭が搭載され、水雷の爆発から艦を守る役目を与えられていた。ボイラー区画には2 基の排水用タービンが設置された、また、防火用ポンプも搭載された。動力機関には、出力6000から9500 馬力の3倍拡張水平蒸気機関が搭載される予定であった。8 基の煙管シリンダー・ボイラーは、2 基ずつそれぞれの気缶室へ配置された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガングート (戦艦・初代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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